海外交通政策資料研究会 第30回 議事録
日時 2012年12月13日 (木)15:00
議題及び資料
1 米 大統領選後の鉄道政策
2 米 中西部の高速鉄道車両への日本企業の進出
3 英 Crossrailの信号方式
4 英 フランチャイズ方式の変遷と問題点
5 獨 Siemensの車両供給遅延 6 仏 RFFとSNCFの再統合問題
7 仏 パリT1の延伸
報告及び議事内容
★アメリカ大統領選後依然下院は共和党が多数を占めるが人事や高速鉄道、AMTRAK, 都市交通、PTC ,鉄道員年金問題、勤務時間など交通政策の今後の動向、カリフォルニア高速鉄道は予算が州議会で承認され近く第一工区着工予定、都市交通について市民投票賛成都市多数★日本車両・住友商事連合は9月にMetraから160両二階建て電車を受注、11月Caltran42両、中西部州連合から88両の高速線車両の受注内示、後者はARRA(2009)資金とPRII(2008)仕様で現地新設工場中心に製造される見込み★2018年開業予定のロンドンCrossrailの都心地下部分は自動運転方式としSiemensとInvensys Railのコンソシアムが受注。他区間は現行方式だが車両はGreat Western Line 採用予定のETCS Level 2を採用、将来のETCS Level 3移行をにおわせている。その後SiemensはInvensysを買収した★イギリス鉄道のレビュー、監督管理機構の変遷、契約期間の変更、フランチャイジー数、TOCの数、権限移譲法による移譲、オープンアクセスオペレーター、ネットワークレール、需要動向、補助金、事故数の推移などを検討★Siemensの車両引き渡し遅延問題★仏鉄道改革RFFとSNCFの統合問題、サービス、財務健全化、職員との社会契約、門戸開放の視点★パリT1の延伸とトラムの整備状況