海外交通政策資料研究会 第51回 議事録
日時 2016年4月7日(木)15:00
議題
① Amtrak 2017 予算要求
② ロスアンゼルスLACMTA40年投資計画とGold Line 近車車両
③ シカゴCTA中国中車車両
④ DBの損失
⑤ SNCF一部資産の評価減
⑥ Network Rail の民営化問題
⑦ 2016英国鉄道予算案
⑧ Trans Pennine Express日立車両
⑨ Jakarta‐Bandung DBOM調印
報告及び議事概要
①Amtrak、2017年、経費補助$649m、投資資金補助$920m、FAST( Fixing America’s Surface Transportation Act)補助$263m、合計$1834mの予算要求、5カ年計画に沿い老朽インフラの整備、高速化、サービス改善を目指す②ロスのMTA、増税を伴うメトロ、バス、ライトレール等40年投資計画を発表。CPOに運輸省FTA長官を招聘。近畿車両Gold Line に21両の現地生産車を納入、総契約数230両③中国中車ボストン地下鉄に続きシカゴCTAから846両の大型受注、工場新設で対応④DB13年ぶり赤字€-917m、EBITDA€4778m,天候,スト等による減収。長距離旅客、DB-Shenkerは順調、貨物不振特別償却。5年計画€50bnの投資により質的改善を目指す⑤SNCF決算、EBITDA€4.4bn、純益€377m、特別償却後€-12.2bn、投資€8.2bn、内ReseauとMobilite同€2.4bn、€276m、€-2.2bn、€3.2bn。年度末の線路と高速車両評価減により新線路使用料等で競争力向上⑥英HS1責任者N.Shaw,Network Railに関する報告書を予算審議に合わせ発表、弾力的な地域対応、自主性など4点を指摘、役割の明確化、利用者重視、ルート、民間の関与など民営化を避けた7項目の提案⑦英National Infrastructure Commission勧告を基礎にHS3、Crossrail2の整備、ロンドン市の負担及び計画関与、HS2、駅改良などの予算を議会に提出⑧英Trans Pennine Express日立と車両19編成(全体44)、及び重修繕、滞泊、清掃を含む契約⑨政府とSino-Indonesian Consortiumジャカルタ―バンドン間50年のDBOMコンセッション(.最高速度250km/h、線間4.6m、新駅周辺25kmの排他区域)$5.5bnの3/4は中国開発銀行