海外交通政策資料研究会 第57回 議事録
日時 2017年4月27日(木)15:00
議題
① 米 連邦インフラ支出
② Amtrak 補助金大幅削減
③ CHSRのオペレーター入札
④ DBの2016年決算
⑤ CeBITメッセ Hannover
⑥ SNCFの2016年決算
⑦ PPPによる仏LGV SEA線開業
⑧ Siemensの デジタルレールサービス
⑨ オープンアクセス オペレーターのAlliance
⑩ HS2の車両調達
⑪ インドDelhi-Chandigarh間200km/h計画
報告及び議事概要
① トランプ政権は今後の道路、橋梁、空港のインフラ投資に政府200bn、PPPによる民
間資金を含め$1000bnの投資、具体策は今秋予定
② 米2018予算原案で運輸省予算$16bn、13%減。AmtrakはNECの改良に集中し他
の長距離旅客、コミューターへの予算カット、都市交通のTigerプログラムとNew Starts
補助は大幅削減
③ CHSRAは“early train operator”の入札資格者として、中国、ドイツ、イタリア、スペ
イン、英国系各コンソーシアム5社を選定、落札者は開業車両、需要、運行計画、資材調
達、長期収支等のコンサル実施
④ 2016年DB前年赤字改善し€7.16億の利益計上
投資資金借入、長距離バスとの競争、貨物のシェアー減に対し国際ロジスティック、地域
交通のArriva好調
⑤ ハノーバーIT-Messe CeBIT、自動運転バス、ドローン、ロボットなどの報告
⑥ SNCF前年€120億の損失から2016年€5.67億の黒字化。RFFの合併による評価損、
災害、スト等に係わらず営業増進策により利用者増、一方車相乗、ローコスト航空、cars
Macronとの競争、TGV新線の採算性など問題も
⑦ LGV 、Sud Europe Atlantique(Tours-Bordeaux)開業、LISEA Consrtium
(VICI)50年のコンセッション契約、302km、総額€9bn中7.8bnを直接新線投入、コンソ
シアム€3.8bn、公共€1bn、 SNCF €3bn負担
⑧ 米国 Siemensセンサーとクラウドデータ分析、IoTを活用しInternet of Trains
Digital Rail Service の実用化試験をアトランタ、デラウエアーで開始
⑨ 客貨のオープンアクセスオペレーター新規参入の促進、鉄道利用の活性化を目指しア
ライアンス結成
⑩ 英HS2 Ltd 2026開業予定60編成車両£2.75bnのデザイン、製造、保守の入札準備
開始、5月27日industry day 後、指名業者を選定2018春に入札、2019年契約予定
⑪ 印仏間で協議中だった高速化計画中デリー、チャンデハール間245km在来線
200km/h化のデザイン、建設計画本年中の入札予定