海外交通政策資料研究会 第60回 議事録
日時 2017年12月7日(木)15:00
議題
1Trump インフラプランの行方
2 独鉄道貨物輸送マスタープラン
3 独水素ディーゼル列車契約
4 AlstomとSiemens Mobilityの合併発表
5 SNCFの価格政策
6 SNCFの輸送シェア
7 EU車両認証プロセス承認
8 BrexitについてのCERのコメント
9英運輸相インフラ戦略ビジョン
10 Thameslinkプログラム完成年遅れ
11 MTAについてのNY Times論評記事
報告及び議事内容
① トランプ政権発足時優先課題とされたインフラ整備問題は税制改正直後の課題となる
か不透明 ② 独貨物マスタープラン、740m長編成対応、ECTSの設置、デジタル化、自
動化、 ブレーキ騒音等の環境対策、電化、線路使用料の低減、エネルギー課税の低減、
研究開発費の増加等の内容を発表 ③ Nidersachsen州LNVGはAlstom,Linde社と
Coradia iLint形式水素燃料電池車14編成の30年車両、保守、燃料供給契約、2018から
順次ディーゼルを置換、時速140km、連続走行600~800km ④ Siemens Mobilityが
fully-dilutedベースでAlstomの株を取得する対等合併協定が成立、欧米、アジアでの競
争力強化 ⑤ SNCF、2015年マクロン法長距離バス自由化に対抗、在来直行列車の値
下、自社TGV Ouigo,長距離バスOuibusとともに全分野で挑戦 ⑥ フランスAraferが
SNCFの輸送実績発表、欧州他国より高く国内シェア9.2%、輸送量の90%近くTERとパリ
都市圏、パリ都市圏とTGVが成長部門、40%近い線路使用料の負担が重荷 ⑦ 第4
Packageの技術支柱導入をEUインターオペラビリティ安全委員会承認、2018年実施後車
両認証のone-stop shop化など手続きの簡素化が見込まれる ⑧ CERはBrexitに際し
て円滑な単一欧州鐵道市場の維持を求める⑨英国運輸大臣インフラとオペレーションの
密接化、Networkrailの分割、調整機関の設置、フランチャイズの調整など効率化を構想
⑩ Thameslink プログラムのフル営業開始が2019年12月になる見込⑪NY Timesの
MTAの歴史と問題点記事の紹介