第81回 海外交通政策資料研究会
2022年3月24日(木)15:00
議題・資料
- 海外交通情報(1月以降)
- CERウクライナ対応
- 西欧~中国間 鉄道貨物輸送
- 米 CHSRA Draft Plan 2022
- 英 Crossrail
- 独 貨物列車のDigitale Kupplung
- 仏 新LGV建設ファイナンスのための公社設立
- 仏 TET のための政府、SNCF Voyageurs協定
- ホーチミン市メトロ整備の現況
議事概要
- 各国交通政策概観、米:インフラ法の取扱い、独 :旅行会社(TUI)の動き、ICE3、ウクライナ関連輸送、DB海外事業の採算、エアバス:水素燃料活用、インド:鉄道投資強化
- CE:ヨーロッパ鉄道ウクライナ避難者のための無賃輸送、救援物資輸送等で全面協力
- 中・独間陸上貨物輸送(約10,000km、所要日数2~3週間北回廊)、2008年開始以降順調に増加、但しカザフスタン、ロシア、ベラルーシ、ポーランド経由のため先行き不透明、欧亜連絡には複数の北ルートの他トルコ経由の中央、南ルート
- 米:カリフォルニア高速鉄道計画、連邦、州の年度予算が決まりCentral Vallery区間の用地買収、複線軌道の建設が進捗、初期オペレーターにDB Engineering & Consulting USAが指名され既存鉄道からの乗り換え需要も見込む
- London Crossrail:従業員家族を乗せた試運転で脱出訓練、2000年にルート構想、2008 Hybrid Bill成立、2015 TFL Liverpool~Shenfield間、2018 Paddington~Heathrow間サービス開始、建設費当初£15.9bnから£18.8bnに増加、Elizabeth Lineと命名、度重なる工事遅延と予算の増額を経て近く開業予定
- 独:環境、効率化などからの貨車連結のDigitale Automatische Kupplung化の動き
- 仏:フランス南部LGV3線GPSO,LNMP,LNPCA建設計画ファイナンスのためにSociétédu Grand Paris 類似の3公社設立の省令、地域圏、県、コミュンを構成員とし、ファイナンス、税、SNCF Réseau, SNCF Gares, Project Managerなどとの連携による建設推進
- TET(trains d’équilibre du territoire~地域均衡のためのインターシティ列車)の2022~2031年導入、強化の条件、資金協定を運輸担当大臣Jean-Bptiste DjebbariとSNCF旅客総裁Christophe Fanchetが署名、夜行列車を含め本数、区間の増強、新車両の投入、効率化、運行の開放など環境、地域均衡重視の政策実現を目指す
- ホーチミン市のメトロ整備の現況