海外交通政策資料研究会 第50回 議事録
日時 2016年2月18日(木)15:00
議題
① DB Konzern DB Mobility Logistics Teilkonzern 出資子会社
② Bad Aiblingの事故
③ DBの今後
④ 石油価格の下落と米貨物輸送
⑤ Obama 高速鉄道計画の現状
⑥ California 高速鉄道建設
⑦ インドネシア鉄道高速化計画
⑧ 中国鉄道CRCの収支と投資計画
⑨ ScotRailの車両
⑩ SNCF のNew Delhi-Chandigarh間高速化計画協力
⑪ 印西DFC電化指名
⑫ FSの民営化
⑬ イラン、イタリー鉄道建設協力
⑭ “Urban Transit Operation ,Planning and Economics”の紹介
報告及び議事概要
①③DB Konzernhaは株式の売却を想定し直轄のNetze Fahrweg,Netze Personbahnhoefeを残し旅客=Bahn Fernferkehr,Bahn Regio,Arriva,貨物=Schenker Rail,Schenker Logistics等をDB Mobility Logistics Teilkonzernsに再編したが、長距離バスの自由化、ガソリン価格の低下、事故、スト、列車遅延等による需要の停滞、企業収支の悪化が続く。Schenkerの一部、英国鉄道Arrivaの売却、余剰設備の淘汰、人員削減、線路設備投資の強化、ネットインフラ整備によるサービス向上等を目指す④米国 カナダ国境付近、南部等でのシェールガス採掘国際価格の低落により産出量大幅減。東海岸、西北、ガルフ地区精製基地へのタンク車輸送、車両リースに大きな影響⑤⑥オバマ大統領の主要政策都市間高速新線建設は、共和党系州知事の予算の返上もありCHSR以外停滞、一方All About FloridaのMiami-Orlando、Texas Central PartnersのDallas-Houstonなど民間資金による計画浮上。運輸長官は都市内のトラム、近郊線の改良、都市間高速化など鉄道計画を推進。CHSRAは約100mileのインフラ建設をFerrovial Agroman US Corpに指名⑦インドネシア高速鉄道受注の中国とインドネシアコンソシアムとのジョイントKCICは資料の不備から着工は未許可⑧中国鉄道、貨物輸送量減による大幅減収。投資計画は2016-2020で2.8兆元(約50兆円)と景気刺激1兆元前後の予想。23,000kmの新線により高速線30,000(現19,000)㎞を含む150,000kmの路線網⑨ScotRail25年リース資金により10年保守を含め日立車両70編成(63は英国日立製)発注⑩⑪SNCF New Delhi-Chandigarh間のセミ高速化フィージビリティ調査を受注。インド貨物専用線(西DFC)電化日本資金によるRewan-Vadodaraに次いでJawaharlai Nehru Port間も双実とL&Tのコンソシアムを指名。⑫⑬伊閣僚会議国鉄の40%の売却を承認。運輸大臣イランとの鉄道協力協定に署名