第78回 海外交通政策資料研究会
2021年6月17日(木)15:00
議題及び資料
1 最近の海外交通情勢概観
2 White House の超党派インフラ法案ブリーフ
3 米政府 CHSRへの10億ドル支出同意
4 CNによるKCSの買収問題その後
5 Great British Railways
6 英ORR日立車両のクラック問題調査
7 EU 第三回 Rail Summit TEE 2.0 構想承認
8 SNCF prix encadrés
9 TGV M
10 RER B の車両デザイン
11 Kassel大学コロナの公共交通への影響分析
12 コロナ後の都市と交通問題
議事概要
① 環境対応新車投入、国際サービス、インフラ整備など4月以降の各国の交通政策概観② 6/10米政府超党派議員による$1.2T/8年間の雇用、クリーンエネルギー、世界経済競争のためのインフラ計画を公表 ③ トランプ政権により中断されていたカリフォルニア高速鉄道に$1Bの政府支出、大幅な工期のずれ ④ CPとKCSの合併問題STB議決権信託を承認、その後CN(1995年民営化)のKCS合併計画が加わり市場強化策、企業評価、議決権信託審査などが進む ⑤ 5/20「Great British Railways The Williams-Shapps Plan for Rail」を議会に提出、Covid-9を契機に民営化に終止符を打ち政府が効率、運賃制度、保守、投資に責任を持つGreat British Railwaysに変換、首相、Shapps運輸長官、Williams 審議会議長がコメント ⑥ 日立製車両のジャッキポイント亀裂に関し、英国規制庁ORRは輸送影響について6/24、契約、設計、保守、技術安全報告を9/9、更にその後綿密な最終報告を行うと運輸省に通知 ⑦ European Year of Railである本年、5/17に第三回Rail Summit-2021 が独主催で開催されThe Letter of Intent for the Trans-Europ-Express 2.0を合意、都市間定時隔サービスの導入と2050の環境目標達成に向け鐵道のインフラ整備,デジタル化を決定 ⑧ SNCF 6/1新しいTGV運賃を発表、運賃幅や複雑さを緩和、イールドマネージメントは継続 ⑨ SNCF オリンピック年2024導入予定のTGV M を公開、中間客車7,8,9(740座席)両、Alstom製100編成発注 ⑩ Ile-de-France Mobilité (IDFM)は2026導入予定のRER B線車両M120のデザインを利用者協議会に伝え、前頭形、座席、手すり、照明等の内装の一部をGrand Paris ExpressやT9と同様住民の選択とし編成、設備、定員等を公表 ⑪ 北ヘッセン運輸連合とKVGのコロナによる利用者減に関し地元カッセル大学は対応策と効果について研究,提言 ⑫ コロナ後コンパクトシティ、スマートシティ、フェアレスシティ、気候変動等の関連で都市形態、土地利用、推進主体等都市と交通問題の再検討の必要は