第80回 海外交通政策資料研究会
2022年1月13日(木)15:00
議題及び資料
- 「海外交通情報(11月以降)概要
- 米 Infrastructure Investment & Job Actの反響
- EU New mobility strategy
- 英 Integrated Rail Plan
- 独 Fahrplanwechsel, ICE Sprinter
- 仏 LGV Bordeaux-Toulouse
- 仏 Railcoop
- 中 Hight Speed Rail 40,000km
議事概要
- 各国の交通政策概観、米:サプライチエーン対策外航海運改革法、サイバーセキュリティ対策強化、英:Alstom・日立JV保守を含む高速車両受注、9年ぶりの鉄道運賃大幅値上げ、仏・伊:Trenitaliaによるパリ~ミラノ間高速サービス、独:近距離運賃の地域差
- 米:産業界Infrastructure Investment & Job Act(IIJA)によりAmtrak開設以来最大の22bn、北東回廊近代化に24bn、Intercityサービスに12bn、安全対策に5bn、踏切に3bn計$66bnが投入されることを産業界大歓迎
- EU:82のアクションプランとともにサステイナブル、スマートモビリティ戦略を発表、デジタル化、AIの推進、貨物輸送改善、Ten-T計画の2030年完成などを見込む
- 英:運輸省 11月、過去最大£96bnのMidlands・Northの統合鉄道計画(IRP)を発表、3高速線の建設、電化、線路改良等により東西、南北間の時間短縮、サービスの改善を目指す
- 独:12月恒例の時刻改正により混雑線区10線区中8線区で停車駅の少ないICE-Sprinter を増強、同時にICEとIntercity運賃1.9%値上
- 仏:大統領が自ら復活させた€100億(国40、地方40, EU20―着工時予想計€140億)のBordeaux-Toulouse、Dax間327kmのLGV計画(GPSO)は地方負担、通過するGascogneのワイン、農村地帯の懸念等で遅々とした進行
- 仏:協同組合(SCIC)RailcoopはSNCF廃止路線を活用し、11月に初の鉄道貨物輸送開始、2022年リヨン~ボルドー間の旅客輸送を予定、現時点で市民、協会、企業、自治体等1万人の会員、€410万の資本金
- 中国:51%民間資金ppp方式の杭州~台州間267㎞、350km/h及び他3線の開業により年末には高速鉄道ネットワーク40,000km