第84回 海外交通政策資料研究会

第84回 海外交通政策資料研究会
2022年9月29日(木)15:00

議題・資料

  1. 海外交通情報概観
  2. Eurostar outgoing CEO Jaques Damas, Letter to Transport Select Committee
  3. Williams-Shapps Plan for Rail GBR (reminder)
  4. EU Commission amends TET-T proposal
  5. Innotrans, Die Zukunft des Zuges
  6. DB Zahlreiche Zugausfälle-das ist der Grund
  7. First TGV M unveiled by Alstom and SNCF
  8. 米 鉄道・バス無料化

議事概要

  1. 欧米:コロナ復帰後の労働力不足、物価高騰により労使紛争、交通混乱多発 独:Elbe-Weser運輸連合水素電池列車運転開始。コロナ対応で学生、年金者、近距離公共交通助成、エネルギー高騰対策 米:インフレ削減法成立、気候変動、公的医療保険制度延長、最低法人税率等 アジア開発銀行:6項目の中央アジア鉄道改革 DB:デリー近郊の高速鉄道の運営、保守を受託 ベトナム:ハノイ・ホーチミン間標準軌高速鉄道計画
  2. Eurostar退任CEOの議会報告、パンデミック、Brexitボーダーチェック、コスト増により40%の利用者を持つイギリス側に影響大、資源の集中と監視・介入が必要
  3. 英鉄道改革、William- Shapps Planのリマインド、covid、個別責任者の不明確、リーダーシップの欠如、などでシステム破綻、新しくGBRのもとに再編、政府が責任を持ち、資産保有、運賃明示、運行会社とNational Rail Contractを締結
  4. EU委員会2021 TEN-Tの脆弱性修正、食糧輸送などロシア、ベラルーシ依存を軽減しウクライナ、モルドバなどとの関連強化、ゲージの調整
  5. 4年ぶりのInnotrans、水素エンジン搭載車が競って展示され、客車の事務、座席室の快適性が提案された
  6. DB、信号室の要員不足、故障が重なり多くの運休、列車迂回が発生
  7. AlstomとSNCFはダブルデッキ高速車両115編成の第1編成を公開、100編成はdual-voltage TGV, 15編成は国際線用four-voltage車両、総計画200編成予定、 AlstomはAvelia Horizon、SNCFはTGV Mと呼称、編成両数、座席などの弾力化を目指す
  8. 米、コロナ利用減回復を狙い諸都市で交通機関の運賃無料化が進む

令和4年9月5日「交通研究委員会」

交通研究委員会が令和4年9月5日(月)に開催されました。

講 師: 京浜急行電鉄(株) 取締役会長 原田 一之 氏
                顧 問  道平  隆 氏

演 題:「京急の経営戦略と安全の取り組みについて」

第83回 海外交通政策資料研究会

第83回 海外交通政策資料研究会
2022年7月28日(木)15:00

議題・資料

  1. 海外交通情報概観(6月以降)
  2. 米 バイデン政権鉄道インフラに3.7億ドル
  3. 水素燃料電池車の現状
  4. 英GWR NRCのオペレーター受託
  5. 独 運輸大臣DB総裁 鉄道網の近代化について
  6. DB Star Allianceに
  7. 独 フライトキャンセルによる鉄道sprinter客の急増
  8. 独 新寝台車
  9. アジア鉄道プロジェクト
  10. ウクライナ
  11. 英 鉄道スト

議事概要

  1. 米・バイデン政策、独・低価格チケット論議、鉄道整備、英・鉄道新契約、各国・鉄道航空の混乱、要員不足、賃上げ、新サービス等
  2. 米・CRISI(統合鉄道インフラ安全改良)助成として$368mを鉄道インフラ整備に
  3. 水素燃料電池車両・世界29カ国で開発,実用化進行、米国推奨されながらも、車両基準、使用促進などの総合政策現時点で進まず
  4. 英政府3年延長を含む2025年までの新しいNational Rail CotractをGreat Western Raiwayと締結、新契約はフランチャイズとパンデミック対応の緊急協定EMAsに置き換わる
  5. 独交通相とDB総裁、放置され限界に来ているDBのネットワークに資金投入、工事集中化を図りつつインフラ健全化、サービス改善、貨物の稼働率改善を進め、鉄道を温暖化対応主役に
  6. DB8月からStar Allianceに加盟、航空とのチケット販売を共通化、ICE接続サービスの向上
  7. 独・航空の要員不足によるフライトキャンセルや鉄道客急増により混乱が続く
  8. DB新寝台車開発、境界なしのヨーロッパの流動に対応
  9. アジア地域鉄道プロジェクト・インドNHSRCLに三菱のシミュレータ、デリー通勤鉄道DBが運営、インドネシア高速鉄道バラスト軌道敷設開始、マニラ南北通勤鉄道延伸にADBが43億ドル融資、車両調達、鉄道システムはJICA円借款,豪新政権高速鉄道公社構想、ソウルゴムタイヤ地下鉄シリム線開通、中国主導高速鉄道国際基準UICが採用、アジア最大北京豊台駅開業、中国350km/h区間3,200km
  10. ウクライナ車両メーカーKVSZ、1435㎜ゲージコンテナ輸送車についてEUと協議、昨年国鉄と寝台車100両の契約
  11. 英RMT、TSSA賃上げ、労働条件を巡り30年振り大規模ストライキ

第82回 海外交通政策資料研究会

第82回 海外交通政策資料研究会
2022年6月2日(木)15:00

議題・資料

  1. 海外交通情報概観(3月以降)
  2. 英 Elizabeth Line 開業と経緯
  3. 英 「孤独問題」に取り組むための運輸関係への資金供与
  4. 独 9-Euro-Ticket問題
  5. 独 ICE 3neoの室内デザイン
  6. 仏 新首相プロフィル
  7. エジプト 2,000km高速鉄道建設
  8. ウクライナ 標準軌化計画
  9. 東アジアプロジェクト

議事概要

  1. DB列車電話の改善計画、DBトロント都市圏近郊輸送システム受注、米 二酸化炭素削減プログラムに5年間60億ドル、EUウクライナから500m列車による2、000トン穀物輸送等計画、Qantas 2025からSydney-London航路、DBとSiemens Mobility 水素列車、貯蔵付随車を開発2024営業運転、Amtrak北東回廊増強、RATPパリ路線の自由化,賃金改定反対スト等
  2. Elizabeth Line 5月開業、細部システムの異なるGreat WesternとGreat Easternをロンドン中心部(Paddington-Abbey Wood)のTfL新地下線で結ぶ、2015 Liverpool Street-Shenfield,2018 Heathrou-Paddington,2019 Reading-Paddington整備、新車両、駅改良、増発、今後地下部分の増発、地上との直通などにより順次サービス改善予定
  3. 英、公共交通が「孤独」から人々を守るというパイロット事業に資金供与
  4. 独、コロナ対策の一時限り措置として6月から3カ月全国で利用可能な月9ユーロのローカル公共交通利用チケット発売、費用約25億ユーロ、3,000万人の利用見込み、チューリンゲンでは輸送力強化も
  5. 2023使用開始のICE 3neoの室内デザイン発表
  6. 仏、都市開発、交通運輸、環境分野で経験豊かなElizabeth Borne が首相に就任
  7. エジプト、Simens Mobilityエジプト政府NATと15年、3線計2、000km高速鉄道のデザイン、建設、保守を含む€8.1bnのターンキー契約を締結、60都市を結び、人口の90%アクセス、電化、ETCS Level2、Velaro高速車両41編成,Desiro地域サービス車両94編成,Vectron貨物機関車41両、直接4万人の雇用創出
  8. ウクライナ標準軌に変更計画
  9. 東アジアプロジェクト:タイ・MRTオレンジライン建設、クアラルンプル・シンガポール線協議再開、タイ・マレーシア高速鉄道協議、インドネシア・142km高速線2023年6月開業、重慶ミャンマー貨物新ルート開通、フィリピンMRT7号線2023年開業、メルボルンLRVにAlstom車両100両

令和4年6月6日「交通研究委員会」

交通研究委員会が令和4年6月6日(月)に開催されました。

講 師: 東日本旅客鉄道(株) 鉄道事業本部 運輸車両部次長 寺田 竜也 氏

演 題:「乗務員区所シミュレータで変わる乗務員指導」

第81回 海外交通政策資料研究会

第81回 海外交通政策資料研究会
2022年3月24日(木)15:00

議題・資料

  1. 海外交通情報(1月以降)
  2. CERウクライナ対応
  3. 西欧~中国間 鉄道貨物輸送
  4. 米 CHSRA  Draft Plan 2022
  5. 英 Crossrail
  6. 独 貨物列車のDigitale Kupplung
  7. 仏 新LGV建設ファイナンスのための公社設立
  8. 仏 TET のための政府、SNCF Voyageurs協定
  9. ホーチミン市メトロ整備の現況

議事概要

  1. 各国交通政策概観、米:インフラ法の取扱い、独 :旅行会社(TUI)の動き、ICE3、ウクライナ関連輸送、DB海外事業の採算、エアバス:水素燃料活用、インド:鉄道投資強化
  2. CE:ヨーロッパ鉄道ウクライナ避難者のための無賃輸送、救援物資輸送等で全面協力
  3. 中・独間陸上貨物輸送(約10,000km、所要日数2~3週間北回廊)、2008年開始以降順調に増加、但しカザフスタン、ロシア、ベラルーシ、ポーランド経由のため先行き不透明、欧亜連絡には複数の北ルートの他トルコ経由の中央、南ルート
  4. 米:カリフォルニア高速鉄道計画、連邦、州の年度予算が決まりCentral Vallery区間の用地買収、複線軌道の建設が進捗、初期オペレーターにDB Engineering & Consulting USAが指名され既存鉄道からの乗り換え需要も見込む
  5. London Crossrail:従業員家族を乗せた試運転で脱出訓練、2000年にルート構想、2008 Hybrid Bill成立、2015 TFL Liverpool~Shenfield間、2018 Paddington~Heathrow間サービス開始、建設費当初£15.9bnから£18.8bnに増加、Elizabeth Lineと命名、度重なる工事遅延と予算の増額を経て近く開業予定
  6. 独:環境、効率化などからの貨車連結のDigitale Automatische Kupplung化の動き
  7. 仏:フランス南部LGV3線GPSO,LNMP,LNPCA建設計画ファイナンスのためにSociétédu Grand Paris 類似の3公社設立の省令、地域圏、県、コミュンを構成員とし、ファイナンス、税、SNCF Réseau, SNCF Gares, Project Managerなどとの連携による建設推進
  8. TET(trains d’équilibre du territoire~地域均衡のためのインターシティ列車)の2022~2031年導入、強化の条件、資金協定を運輸担当大臣Jean-Bptiste DjebbariとSNCF旅客総裁Christophe Fanchetが署名、夜行列車を含め本数、区間の増強、新車両の投入、効率化、運行の開放など環境、地域均衡重視の政策実現を目指す
  9. ホーチミン市のメトロ整備の現況

令和4年2月7日「交通研究委員会」

交通研究委員会が令和4年2月7日(月)に開催されました。

講 師: 元㈱日立メディコ 代表執行役 執行役社長 三木 一克 氏

演 題:「再生可能エネルギー主力電源化の課題と原子力の役割」

第80回 海外交通政策資料研究会

第80回 海外交通政策資料研究会
2022年1月13日(木)15:00

議題及び資料

  1. 「海外交通情報(11月以降)概要
  2. 米 Infrastructure Investment & Job Actの反響
  3. EU New mobility strategy
  4. 英 Integrated Rail Plan
  5. 独 Fahrplanwechsel, ICE Sprinter
  6. 仏 LGV Bordeaux-Toulouse
  7. 仏 Railcoop
  8. 中 Hight Speed Rail 40,000km

議事概要

  1. 各国の交通政策概観、米:サプライチエーン対策外航海運改革法、サイバーセキュリティ対策強化、英:Alstom・日立JV保守を含む高速車両受注、9年ぶりの鉄道運賃大幅値上げ、仏・伊:Trenitaliaによるパリ~ミラノ間高速サービス、独:近距離運賃の地域差
  2. 米:産業界Infrastructure Investment & Job Act(IIJA)によりAmtrak開設以来最大の22bn、北東回廊近代化に24bn、Intercityサービスに12bn、安全対策に5bn、踏切に3bn計$66bnが投入されることを産業界大歓迎
  3. EU:82のアクションプランとともにサステイナブル、スマートモビリティ戦略を発表、デジタル化、AIの推進、貨物輸送改善、Ten-T計画の2030年完成などを見込む
  4. 英:運輸省 11月、過去最大£96bnのMidlands・Northの統合鉄道計画(IRP)を発表、3高速線の建設、電化、線路改良等により東西、南北間の時間短縮、サービスの改善を目指す
  5. 独:12月恒例の時刻改正により混雑線区10線区中8線区で停車駅の少ないICE-Sprinter を増強、同時にICEとIntercity運賃1.9%値上
  6. 仏:大統領が自ら復活させた€100億(国40、地方40, EU20―着工時予想計€140億)のBordeaux-Toulouse、Dax間327kmのLGV計画(GPSO)は地方負担、通過するGascogneのワイン、農村地帯の懸念等で遅々とした進行
  7. 仏:協同組合(SCIC)RailcoopはSNCF廃止路線を活用し、11月に初の鉄道貨物輸送開始、2022年リヨン~ボルドー間の旅客輸送を予定、現時点で市民、協会、企業、自治体等1万人の会員、€410万の資本金
  8. 中国:51%民間資金ppp方式の杭州~台州間267㎞、350km/h及び他3線の開業により年末には高速鉄道ネットワーク40,000km