海外交通政策資料研究会第66回

 海外交通政策資料研究会      第66回  議事録

            2018年12月13日(木)15:00

議題
 1 米 インフラ法案
 2  MTR Grand Central Terminal取得
 3  DB Konzernの現状
 4  SNCF Ouibus の売却
 5  スイス SmartRail 4.0
 6  モロッコ TGV
 7  香港―本土架橋
 8  シンガポール ON-DEMANDバス
 9  米州ニュースフラッシュ(JR 東)より
  ⒈ PTCの進捗 ⒉Amtrakの決算速報 ⒊ 北東回廊リニアルート
  ⒋ 加州高速鐵道 契約管理問題

議事経過

 ➀ 米上院運輸インフラ委員長予定のDeFazio(民)はTrumpのインフラ整備案に協調するもインフレスライド鉱油税、車両走行税(VMT)を提案、投資銀行、PPPには消極的 ② NY MTAサービス向上を目指し歴史的経緯を持つGrand Central Terminal,HudsonとHarlem線の所有権を獲得 ③ DB総裁Lutz経営者の会合等で利用者、政府、議会との関係、鐵道シェアー、各種交通手段間の選択、輸送量推移、投資テンポなどの現状を説明    ④ SNCFヨーロッパ最大のカープールBlablacarへの資本参加と非採算長距離バスOuibusの売却協議、従業員の処遇問題 ⑤ スイス鐵道一部使用中のETCSレベル2に変わる車載機能を強化し安全性とコスとに勝るSmartRail4.0の開発中,2019/2に「アルファ」をリリース2027以降導入予定 ⑥ モロッコ 仏の資金と技術協力によりLGV区間を含むアフリカ最初のTGV TangerとCasablanca間開業 ⑦ 9年の歳月と1269億元の建設費をかけ120年の使用を見込む香港―澳門、珠海市を結ぶ橋梁,人口島、トンネルからなる55㎞の海上連絡橋が開業,本土との結合による経済効果を見込む ⑧ シンガポールLTA通常バスに加えアプリを利用した小型のオンデマンドバスの実証実験を都市中央部で開始

 

海外交通政策資料研究会第65回

海外交通政策資料研究会 第65回 議事録

     日時 2018年10月4日(木)15:00

議題

1 DB総裁のPro Bahnへの書簡
2 DB新貨車
3 Siemens 自動運転路面電車
4 SNCF 5年似内に自動運転列車
5 SNCF TGV inOui,Ouigo
6 Dunkerque市運賃無料を計画
7 SNCF改革
  運輸大臣コメント、スケジュール、改革の受益、論評 Pacte
8  Vancouver-Seattle-Portland high speed rail 計画
9  Singapore:MRT 新車両投入、Grab,Uberに対するCCCSの処分

 議事経過
① DB総裁は利用者組織であるPro Bahnに書簡を送り収入の低迷、遅延、債務の現状等自己批判を加え率直に現状を訴えた ② DB CargoとVTGは政府の支援のもと新規開発貨車4種12両のテストを実施 ③ SiemensはInno Trans 2018でPotsdam市の自動運転トラム車両を発表 ④ SNCFは研究所、メーカー、コンソシアムの設立を受けて国の安全委員会等と連携し20年までに半自動、5年以内にフル自動運転の通勤列車、高速列車、貨物列車の投入を目指す ⑤ SNCFは2013年格安高速列車にOuigoのニックネーム、2017年に優等TGVにinOuiを導入、このブランドによるサービスの拡大を図る ⑥ Dunkerque市は自動車からの転移とコスト削減を目指しヨーロッパ最大の運賃無料自治体に ⑦ SNCF改革法Pacte Ferroviaire…により再国有化、債務の削減、地域化の促進、列車種別ごとの市場開放スケジュール、利用者選択やカスタマイズ化による利便向上、職員の身分の変更と保証、インフラ整備等が見込まれる ⑧ Washington州WSPにVancouver-Seattle-Portland間約450km,400km/hの高速鐵道の調査発注 ⑨ SingaporeのCCCSはGrabとUberに競争法違反の罰金を科すとともに車両の売却を制限し合併の推移を見守る模様

平成30年11月9日「交通研究委員会」

拡大交通研究委員会講演会が平成30年11月9日(金)行われました。

講 師: 東日本旅客鉄道㈱ 執行役員総合企画本部
・              品川・大規模開発部 担当部長 高橋  武 氏

演 題: 「エキマチ一体のまちづくりー品川開発プロジェクト」

海外交通政策資料研究会第64回

海外交通政策資料研究会 第64回 議事録
     日時 2018年8月2日(木)15:00

議題
  1 米 インフラ草案
  2 EU 高速鉄道に関する監査報告
     3 仏 SNCF改革法~新鉄道協定のための法律
  4 仏 SNCF 貨物ポスト縮減
  5 仏  Paris-Nord駅の改良近代化
     6 中  新シルクロード計画の後退
  7 英 鉄道の計量評価
  8 英 Thameslink計画とLondon Bridge駅計画
  9 シンガポール シェアー自転車
  10 JR東 NY情報
  11 JR北海道に対する監督命令

議事経過

①下院交通・インフラ委員長7/23投資と2021までの助成草案発表。財源としてガソリン15,ディーゼル20¢/gal 、3年インフレインデックス、2028年廃止、自転車、燃料電池税等も検討 ②European Court of Auditors 高速路線14を検証し2000 ‘年以降€237bnの投資に拘わらず有効な法的手段の不足もあり国際サービスに欠け非効率なパッチワークであるとのSpecial Report nº19/2018報告書A European high-speed network Not a reality but an ineffective patchworkを6/23発表 ③SNCF改革Loi nº 2018-515 du 27 juin 2018 pour un nouveau pacte ferrovierとして成立。2020からSNCFの国有化、Mobilités ,Réseauの子会社化,職員身分の継続、地域路線の地域圏への移行入札等 ④SNCF 2021までに貨物ポスと700退職不補充等により削減 ⑤パリ北駅2015年からの改良工事に加えCeetrusを選定し35~45年の運営を含む拡張を合弁で行う ⑥中国の一帯一路推進の一方近隣国との関係 経済成長、貿易収支、相手国の債務、輸送の採算性等の懸念もとの論評 ⑦英国鉄道産業協会は総鉄道産業価値を計量しGDP,雇用、税等に対する貢献度を示し鉄道投資を訴えた ⑧THAMESLINK計画の詳細現状説明 ⑨シンガポールのバイクシェアーシステムの現状報告

 

平成30年9月3日「交通研究委員会」

交通研究委員会が平成30年9月3日(月)行われました。

講 師:  えちごトキめき鉄道㈱ 代表取締役社長 嶋津 忠裕  氏

演 題: 「並行在来線の現状と観光列車『雪月花』の役割」

平成30年7月2日「交通研究委員会」

交通研究委員会が平成30年7月2日(月)行われました。

講 師:  東日本旅客鉄道㈱ 執行役員 構造技術センター 野澤 伸一郎 氏

演 題: 「JR東日本の耐震補強と構造技術センターの取り組み」

 

海外交通政策資料研究会第63回

海外交通政策資料研究会 第63回 議事録
     日時 2018年6月14日(木)15:00

議題

     1 米インフラ法案
     2 Uber air taxi network
     3 英 GTR Northernに対する警告
     4 独 水素電池車の投入
  5 独 ハンブルグ ディーゼル規制
     6 仏 SNCF改革両院協議
  7 KL-SingaporeのHSR計画見直し
     8 Singapore 新運賃決定方式

 議事経過

① 退任が予定される下院運輸インフラ委員会のShuster委員長はこの夏にTrump大統領の青写真に沿いFAA,WRDA法案を含むインフラ改善案計画をまとめると表明  ② ウーバーは各種新eVTOLを発表しNASA,US ARMY Research Labと協力の下100km 圏でのair taxi network構築を進める  ③ 5月20日の時刻改正が大混乱に陥ったことにつき英運輸大臣はGTRとNorthern 及びNetwork Railに異例の警告を発した。工事の遅れと移行ダイア、短いダイア改正準備期間が原因とされ、各社は陳謝と輸送量増に対する努力を.表明 ④ Saltzgitterにおいてディーゼルに変えてAlstom製水素発電車を導入 ⑤ Hamburg市ドイツ初のEuroV基準以下のディーゼルトラックの進入規制道路を指定 ⑥ SNCF改革案6月11日両院議員協議会で職員身分、Arafer権限などが加えられ統一協議案まとまり.近く法案成立見込 ⑦ Mahathir首相利便と財政上の負担を理由にKL-Singapore間HST計画の見直しを言明,同時に東海岸線の建設について中国と協議の意向 ⑧ Singapore PTCは乗り継ぎ利便向上のための運賃措置を導入、運賃水準決定のウエイト付けされた価格スライド制にNFC項目を追加バリアフリー費用等の回収を目論む

 

平成30年6月4日「交通研究委員会」

交通研究委員会が平成30年6月4日(月)行われました。

   講 師:  東京地下鉄㈱       取締役  小坂  彰洋 氏

   演 題: 「東京メトロの沿革と今後の計画・課題」

海外交通政策資料研究会第62回

 海外交通政策資料研究会 第62回 議事録 

      日時 2018年4月12日(木)15:00

議題

  1 米インフラ計画
  2 CHSRA高速鉄道計画の改訂
  3 Florida Brightline 高速都市間サービス開始
  4 NASA 超音速旅客機計画指名
     5 Thameslink  ATO over ETCS Level 2 自動運転
  6 英‘Tomorrow’s ’Trains Today’ 発表
  7 独 環境対策のための近距離交通の無料化案
  8 仏 SNCF改革案
     9 SNCF 経営形態史 鉄道員の特権的地位と背景
   10 JR東 NY情報

議事経過

① Trump政権のインフラ大整備計画の基本法案化は中間選挙の後になる見込
② CHSRA2018改定事業計画 完成時期のずれとコスト増、サンフランシスコから360㎞を
2027、Caltrainの電化も予定 ③ 1980年代以降初めての私有Florida Brightline 旧線の
改造と近代化Siemens 車両による高速都市間輸送開業、延伸予定 ④ NASA都市間超音
速航空機設計製造を発注,低騒音、需要動向調査 ⑤ Thameslink ロンドンのコア区間で
英国初のETCS Level 2とATO自動運転を実施  ⑥ 英国交通省鐵道イノベーションFOAK10件の補助金選定⑦独 微粒物質による都市汚染対策につき関係閣僚が近距離公共交通の無料化、ディーゼル車の規制等EU基準達成のための方策を提言 ⑧ SNCFの抜本的改革 に関するSpinetta委員会の報告。負債の処理、持ち株会社のSNCFを除きRéseau とMobilitéをEPICからSAに変更、Ter,TGVの市場開放とEU基準適応、サービスの入札制、労働者に対する新しい社会契約, 非採算路線の取扱,既設設備の更新、TGVより在来幹線整備、駅、鐵道警察の所属替え等を首相に提言⑨SNCF1937創設以来の経営形態の歴史と鐵道労働者の特権的地位,起源,雇用、年金、勤務、給与などの特殊性についての報告  ⑩ JR東NY事務所の情報              

 

平成30年3月5日「交通研究委員会」

交通研究委員会が平成30年3月5日(月)行われました。

   講 師:  東日本旅客鉄道㈱ 電気ネットワーク
                     信号システム管理センター所長   川野   卓 氏

   演 題: 「列車制御システムの過去・現在・未来」