海外交通政策資料研究会第52回

海外交通政策資料研究会 第52回 議事録 

日時 201669日(木)1500

議題
 CHSRBusiness Plan改定、ARRA予算との関連
  日車USA受注車両の納入問題
  米国鉄道インフラの危機
 EU議会 Fourth Railway Package(technical pillar)承認
 Gotthard-Baisistunnelの開通
 ICE 25
 仏バイモード車両
 JR東日本West Midlands フランチャイズshortlist

報告及び議事概要

CHSR2016年度計画は予算総額の切り詰め、Silicon-Central Valleyの早期完成,Los 近郊の早期着工、Amtrak,コミューターとの接続改善などを見込む。緊急経済対策法(ARR)予算、授権州債額などの調整が必要②日車USAと住友受注の準高速車両(130+オプション)強度試験、バイアメリカン法、ARRA財源との関連で問題③米国要インフラ劣化対策中鉄道事例としてワシンシントンMetrorail NJ-Penn駅間ハドソン川トンネル④EU議会、鉄道Package 4”technical pillar”承認。近く法制化し発効。ERAを強化、車両、ERTMSなどの認証をone-stop shopinteroperabilityの促進、次の”market pillar”PSO参入,補助金、会計、アクセス権等の適正化を通じ市場の開放と活性化を目指すが正式承認は今後⑤Gotthard- Basistunnel着工17年で開業、住民投票、移民問題に対してスイスの威信。旧複線に対し新単線2本、57km,貨物250、旅客65/日の容量、環境改善、時間短縮が可能に⑥1991年のICE1導入25年、事故、バスとの競争に関わらず利用客は18億人キロ,最高速度CE3300km、導入予定のICE4250km、線路状況に応じ系統、頻度など効率的サービスを目指し2017営業運転予定⑦SNCF DC1500v-dieselbi-mode B81500 に次ぎDC1500v, AC25kv50Hzdiesel enginebi-courant,bi-mode B82500車両を導入中、イギリス日立はbi-mode ハイブリッドのClass800を受注。日本はdiselハイブリド。使用条件、メリット等⑧West MidlandsフランチヤイズにLondon&West Midlands(現運行) West Midlands Trains,(AbellioJR東、三井参加),MTR CorpHong Kong3社がshortlistされ入札は秋、決定は20176月、12月から運行開始の予定

海外交通政策資料研究会第51回

 海外交通政策資料研究会 第51回 議事録 

日時 201647日(木)1500

 議題
 Amtrak 2017 予算要求
② ロスアンゼルスLACMTA40年投資計画とGold Line 近車車両
 シカゴCTA中国中車車両
④ DBの損失
⑤ SNCF一部資産の評価減
 Network Rail の民営化問題
  2016英国鉄道予算案
⑧ Trans Pennine Express日立車両
⑨ JakartaBandung DBOM調印

 報告及び議事概要
Amtrak2017年、経費補助$649m、投資資金補助$920mFAST( Fixing America’s Surface Transportation Act)補助$263m、合計$1834mの予算要求、5カ年計画に沿い老朽インフラの整備、高速化、サービス改善を目指す②ロスのMTA、増税を伴うメトロ、バス、ライトレール等40年投資計画を発表。CPOに運輸省FTA長官を招聘。近畿車両Gold Line 21両の現地生産車を納入、総契約数230両③中国中車ボストン地下鉄に続きシカゴCTAから846両の大型受注、工場新設で対応④DB13年ぶり赤字€-917m、EBITDA4778m,天候,スト等による減収。長距離旅客、DB-Shenkerは順調、貨物不振特別償却。5年計画€50bnの投資により質的改善を目指す⑤SNCF決算、EBITDA4.4bn、純益€377m、特別償却後€-12.2bn、投資€8.2bn、内ReseauMobilite同€2.4bn、€276m、€-2.2bn、€3.2bn。年度末の線路と高速車両評価減により新線路使用料等で競争力向上⑥英HS1責任者N.Shaw,Network Railに関する報告書を予算審議に合わせ発表、弾力的な地域対応、自主性など4点を指摘、役割の明確化、利用者重視、ルート、民間の関与など民営化を避けた7項目の提案⑦英National Infrastructure Commission勧告を基礎にHS3Crossrail2の整備、ロンドン市の負担及び計画関与、HS2、駅改良などの予算を議会に提出⑧英Trans Pennine Express日立と車両19編成(全体44)、及び重修繕、滞泊、清掃を含む契約⑨政府とSino-Indonesian Consortiumジャカルタ―バンドン間50年のDBOMコンセッション(.最高速度250km/h、線間4.6m、新駅周辺25kmの排他区域)$5.5bn3/4は中国開発銀行

海外交通政策資料研究会第50回

海外交通政策資料研究会 第50回 議事録

日時 2016218日(木)1500

 議題
①  DB Konzern DB Mobility Logistics Teilkonzern 出資子会社
②  Bad Aiblingの事故
③  DBの今後
   石油価格の下落と米貨物輸送
⑤  Obama 高速鉄道計画の現状
⑥  California 高速鉄道建設
⑦ インドネシア鉄道高速化計画 
⑧ 中国鉄道CRCの収支と投資計画
⑨  ScotRailの車両
⑩  SNCF New Delhi-Chandigarh間高速化計画協力
⑪ 西DFC電化指名
⑫  FSの民営化
⑬ イラン、イタリー鉄道建設協力
⑭ “Urban Transit Operation ,Planning and Economics”の紹介

 報告及び議事概要
①③DB Konzernhaは株式の売却を想定し直轄のNetze Fahrweg,Netze Personbahnhoefeを残し旅客=Bahn Fernferkehr,Bahn Regio,Arriva,貨物=Schenker Rail,Schenker Logistics等をDB Mobility Logistics Teilkonzernsに再編したが、長距離バスの自由化、ガソリン価格の低下、事故、スト、列車遅延等による需要の停滞、企業収支の悪化が続く。Schenkerの一部、英国鉄道Arrivaの売却、余剰設備の淘汰、人員削減、線路設備投資の強化、ネットインフラ整備によるサービス向上等を目指す④米国 カナダ国境付近、南部等でのシェールガス採掘国際価格の低落により産出量大幅減。東海岸、西北、ガルフ地区精製基地へのタンク車輸送、車両リースに大きな影響⑤⑥オバマ大統領の主要政策都市間高速新線建設は、共和党系州知事の予算の返上もありCHSR以外停滞、一方All About FloridaMiami-OrlandoTexas Central PartnersDallas-Houstonなど民間資金による計画浮上。運輸長官は都市内のトラム、近郊線の改良、都市間高速化など鉄道計画を推進。CHSRAは約100mileのインフラ建設をFerrovial Agroman US Corpに指名⑦インドネシア高速鉄道受注の中国とインドネシアコンソシアムとのジョイントKCICは資料の不備から着工は未許可⑧中国鉄道、貨物輸送量減による大幅減収。投資計画は2016-20202.8兆元(約50兆円)と景気刺激1兆元前後の予想。23,000kmの新線により高速線30,000(現19,000)㎞を含む150,000kmの路線網⑨ScotRail25年リース資金により10年保守を含め日立車両70編成(63は英国日立製)発注⑩⑪SNCF New Delhi-Chandigarh間のセミ高速化フィージビリティ調査を受注。インド貨物専用線(西DFC)電化日本資金によるRewan-Vadodaraに次いでJawaharlai Nehru Port間も双実とLTのコンソシアムを指名。⑫⑬伊閣僚会議国鉄の40%の売却を承認。運輸大臣イランとの鉄道協力協定に署名

海外交通政策資料研究会第49回

海外交通政策資料研究会 第49回 議事録

日時 2015123日(木)1500

議題
   Highway Trust Fund の延長と歴史
②  PTC設置期限の延長
③  Metro Gold Lineの延長開業(ロス)
④  CPNorfolk Southernの合併問題
⑤  NYC rail tunnel の資金分担
⑥  EU大臣会議 Railway Package 4同意
⑦  DB Intercity二階建車両
⑧  LGV Est 試運転車脱線事故
⑨ ジャカルタ・バンドン高速線
⑩ タイ南北線標準軌建設計画
  クアラルンプール・シンガポール間高速線計画

 報告及び議事概要
Highway Trust Fund の創設以来の経緯報告、124日までの暫定延長、今後の対応見通②The Rail safety Improvement Act2008によるPTCの設置義務を3年、2018年まで延長,60千㍄のうち41%着工,技術、部品調達、工期、労使協議などで遅延③ロス交通局LACMTAの現状と路線整備計画,地区開発計画④東西の輸送の競争力強化を狙いCPNorfolk Southern の合併提案、1999NSCSXConrailを得て以来の一級鉄道事案⑤懸案のNYとNJ間ハドソン川鉄道トンネル建設費の50%を連邦政府とAMTRAKが負担、残りの資金計画にNY、NJ、ポートオーソリティが責任を持つ、低金利資金、補助金等⑥10月欧州大臣会議鉄道のパッケージ4への基本合意、委員会、議会とともに規制の整備。他国市場への参入、公共義務輸送の入札制、スロット配分、使用料、上下分離の透明性、新ルールへの移行期間など今後具体化⑦ストライキ、悪天候、長距離バスとの競争により経営の立て直し必至のDB 2階建てInterCity2を逐次導入予定⑧LGV Estの脱線事故,在来線接続地曲線の制動遅延⑨ジャカルタ・バンドン140㎞高速線中国資金のコンソシアム、来年着工⑩隣接諸国との鉄道リンクを望む中国とタイ政府標準軌での建設を検討⑪クアラルンプール・シンガポール間高速鉄道建設の意向打診始まる

海外交通政策資料研究会第48回 

海外交通政策資料研究会 第48回 議事録

     日時 2015101日(木)1500

議題
① 新幹線の評価
② インドネシア高速鉄道
③ ラスベガス高速鉄道
④ 北東回廊の高速車両
⑤ 台湾高速の政府持ち株比率
⑥ CHSRフィーダー都市の交通
⑦ 米交通財源問題
⑧ 仏地方行政制度の改革
⑨ Network Railの分割
⑩ DB改革一部民営化構想
⑪ ヨーロッパ列車安全対策

 報告及び議事概要
①②Wharton校のK@W新幹線リポートを中心に新幹線のクローズ型と相互運用型、安全性、需要量及びニーズ、輸出の取り組み、輸出先の技術選択、コストと資金、政治の関与、国際入札の方式等③米XpressWest社とChina Railway international USA(中国関係会社のLLC)が民間ベースのジョイントによるLos Angeles ~Las Vegas370㎞の高速鉄道の計画策定、資金調達、建設、運行の計画(2016年秋以降の着工予定)④北東回廊の次世代車両、上院有力者AMTRAK単一の発注でALSTOMを選択、NY工場での生産と示唆⑤政府が台湾高速鉄道会社との鉄道及び駅開発契約を終了し、持ち株比率を22.1%から63.9%に増、大株主の比率を37.3から17.4に減、コントロールの強化と政府の鉄道建設基金と金融機関からの資金提供⑥ CHSRのフィーダー都市San FranciscoLosの都市交通システム、開発計画、他都市と比較した交通の現状分析報告⑦米 929日と1030日に期限が切れるFAAと道路・トランジット法の予算措置問題、道路関係は上院3年計画を承認、下院予算内容が不足として反対、1993年以降据置のガソリン税の引き上げ、海外利益の一時的課税など長期的枠組みを目指し審議中⑧仏1982年法による創設の22地域圏を13に減ずる法案716日成立,87日公布、(LOI n2015-991 du 7 aout 2015 portant nouvelle organisation territoriale de la Republique)地方制度の変遷、地域圏主導の交通サービスについての報告⑨英 ORR利用者のニーズ対応、地域連携強化を目指しインフラ会社のNetwork Railを中央と地方8社に分割、補助金の直接フランチャイズ投入を提案⑩DB監理委員会顧客志向、スリム化に向けて理事の削減、DB Mobility Logistics の再統合、Technik Umwelt部門の再編成、理事分担の変更、DB ArrivaDB Shenker Logisticsの部分民営化オプション等6項目の改善計画を発表⑪フランスと隣接国の大臣会議でTHALYSの事件に鑑み国際長距離列車の記名式チケット、荷物検査、パトロールの強化、今後の乗客氏名記録(PNP)などの対策

海外交通資料研究会「47回」

 海外交通政策資料研究会第47回 議事録

日時 2015年7月16日(木)1500

議題
  1. 
米  鉄道の安全対策
  2. 
米  交通資金法の暫定延長案
  3. 
EU  €13.1bn投資計画承認
  4.
 英  Network Railの補助金をTOCにシフト
   5.
 獨   DB中国から車両、交換部品購入
   
6. 仏   TET再生計画
   
7. 仏   RER-AATO導入
   
8. 豪   煙センサーによるGraffiti感知
 

  報告及び議事内容
 
MTA,AMTRAKの脱線事故、CSX,BANFの石油輸送重大事故に対し、FRAATCの設置PTC、安全タンク車の導入等を含む緊急命令、議会もPTC進捗を含め調査②米下院歳入委員長7月に延長期限切れとなる現行連邦交通財源法の年末までの暫定延長を示唆、18.4%のガソリン税の減収に海外所得一時課税を含む財源対策が論点③EU CEF(Connecting Europe Facility ,TEN-T計画の後継) Transport委員会は2014-2020 の€31.5bn,700プロジェクト中€13.1bn,276優先計画を承認、個別内容はINEA(Innovation and Networks Executive Agency)が公開④英Network Rail 3.9bnの補助金を直接運行会社に支払い線路使用料で回収、経営改善の在り方について論争が続く⑤DB理事、車両、交換部品の中国からの調達可能性について示唆⑥仏政府、協議支援、車両取替等積極的関与による在来型の地域間列車TETの再生案を発表⑦パリRATP,Region,STIFRER-A線にAlstomATOGrade2)の採用合意⑧シドニーGraffiti等違法行為取締りに車両に埋め込んだ塗料センサーを活用

海外交通政策資料研究会 「46回」

海外交通政策資料研究会 議事録

日時 2015514日(木)1500

議題
1   米 高速鉄道計画
2   米 Highway Bill
3   米 Drone による軌道、列車監視
4   UIC 鉄道標準化会議
5   獨 乗用車Maut 導入問題
6   仏 HOP Air FranceSNCF
7   仏 SNCF 合理化計画
8     SNCF Interciteサービス問題
9   西 脱線事故とETCS
10  西 高速実験線とEU
11  D Fehmarnbeltトンネル
12    車両会社合併とBombardier
13  高速鉄道フィージビリティ入札
14  湖南高速線の開業

報告及び議事内容
★昨年10月試験車両2編成を発注し国際入札手続き進行中のCHSRAの高速鉄道計画に関し、訪米中の首相カリフォルニア州知事と面談★米1993年からの1ガロン18.4セントの燃料税収入、燃費向上により増加せず年間$500億の支出に対し$340億。業界団体(ARTBAAPTA)は税率引き上げ又はインデックス税率を支持するが、利用者負担には抵抗があり$100億の政府支出ではインフラ整備のための恒久財源とはならず、5月末の道路財源法の期限切れを目前に論争が続く★FAABNSFPathfinder  Research  Partnership  Initiative 計画参加を認め、早期にUAS(ドローン)の日常利用の枠組みとルール作りを目指す。BNSFPTCのパイオニアであり、3月から例外的に軌道と運行に限定して低速の昼間500フィート以下、空港から3マイル外のドローンの使用が認められている、BNSFは安全度の向上を望み、各労働組合は新規事業として受け入れるか否か微妙な対応が見られる★79日からUICの第二回鉄道標準化世界会議予定。鉄道事業者、メーカー、標準化機関、研究センター、協会などが参加してパリで開催、基調報告やセッションを通じ標準の収斂による鉄道システムの統合を目指す★獨議会は58日アウトバーンと連邦長距離道路の利用に対するインフラ料金の導入法(Gesetz zur Einfuhrung einer Infrastrukturabgabe fur Benutzung von Bundesfernstrassen)を承認した。貨物自動車には1995年からビネット、2005年からはGPSを利用し走行距離を加味したアウトバーン関連道路のMAUT料金制だが、貨物12トン以上を3.5トン以上に拡大し乗用車を含めEUPPP原則に合致した新たな料金制を導入し電子的徴収方式を国際入札にかける。国内外の利用者それぞれに対する負担の詳細な手続きが取られる予定★仏Blablacar(web手配の長距離相乗り)HOP(仏に拠点を置く地域航空会社、AFの子会社)、長距離バス、相乗りの発展により2014 SNCFTGV,Corailともに輸送量減。予定されているMacron法施行による都市間バス自由化に対しTGV中心に関連の投資、料金などで対抗★SNCFの将来についてDegestCCEのため報告では20209千人から10千人の減に対しCGT支配下のComitte Central d’entreprise cabine Scaliが作成した報告書で11千人から13千人のポスト減を予想。債務を€450億に抑制するためには徹底した効率化が必要★仏Interciteは利用者負担70%、赤字の増加、列車遅延、本数減などサービス低下に対しFnaut(利用者団体)は議会で財政負担の充実、列車運行の入札制を提言★西2013年事故の訴訟段階で専門報告書が出され人為ミスには変わりないが、ETCSlevel-1ではなくERTMSであれば事故率は大幅に削減されたとする⑩西EU委員会はEU資金と政府定資金によるマラガに建設予定の520km/hのテスト軌道について需要、民間資金導入、環境問題などの調査を開始★デンマーク議会は428Fehmarnbelt-tunnel建設法を承認。世界最長の鉄道道路併用トンネルとなる★中国車両メーカーCNRCSRの合併手続きが進行する中でボンバルディアの鉄道部門の買収説★印度政府は中国が手掛けているデリー・チェンナイを除くデリー・ムンバイ、デリー・カルカッタ、ムンバイ・チェンナイの3ルートの高速化フィージビリティスタディを募集.鉄道相の在来ネットワークの活性化アクションプランに対し首相は4線の高速化を強調★韓国高速鉄道湖南線42日営業開業。ソウル・光州間2時間40分を90分に短縮

海外交通政策資料研究会 第45回

海外交通政策資料研究会 第45回 議事録

日時 2015319日 (木)1500

議題
1  米 Beyond  Traffic  2045
2  米 陸上交通インフラ予算と財源
3  米 AMTRAK 資金法案
4  米 CHSRA試験車両選定手続
5    米 鉄道事故 Metro-NorthCSX
6    英 Eurostar株の売却
7    仏 SNCF2014事業報告
8    日立のAnsaldo Breda Ansaldo STS買収
9    獨 Siemens Rhein-Rhur-Express用車両受注
10   印 鉄道改良資金増額投入

報告及び議事内容
★米Foxx運輸長官は322ページに及ぶ交通システムの分析と動向についての「Beyond Traffic 2045」を発表し今後30年の変化への対応策について各界の議論を促した。都市圏を中心に特に南西部での大幅な人口増、millennial若年層中心の自動車交通の減少、老年層のトランジット依存、宅配を含む貨物量の増大、航空のハブ化と航空トラフィク増、エネルギー価格低下による輸出増やグローバル化による港湾の逼迫、パイプライン不足による鉄道への転嫁、技術開発に伴う車両、インフラ、ロジスティックの安全性、効率性の向上、ロボット利用、気象変動、水位上昇、65%の道路、25%の橋梁の老朽化、45%の住民の未トランジットアクセス、これに対し設備維持、増設のための燃料税は期待できず道路会計は資金不足、鉄道、水路、港湾への連邦資金制度の不在、新しい資金メカニズムの創設の必要性等論議のための詳細な材料を提供した★オバマ大統領はrepatriation(海外事業利益送金)に対する14%課税の財源を含め6年間4780億ドル(道路、橋梁3170億〈内970億は16年度〉、1430億ドルの連邦トランジット計画、180億ドルの貨物改良)のインフラ公共事業予算を要求。5月に期限の切れる道路信託基金を燃料税を増徴せずに維持するとしている★下院は2019年まで各年Amtrakのネットワークに9.8億ドル、北東回廊に4.7億㌦、新規路線3億㌦、2008年法による補助の継続を内容とする総額80億㌦の論議の多い資金法を可決★CHSRAの試験車両発注に関し辞退や合併の動き。工場新設にBuy Americanの適用除外が見込まれる★Metro-North 第3軌条区間の踏切事故によるガソリン引火火災で死傷者★最近CSX、  BNSF等米国貨物鉄道での脱線、タンク車の爆破、火災などの事故が頻発、原油価格の下落、国内産オイル等生産量の急増、パイプラインの制約、鉄道依存の増大、揮発性物質対応策、車両の不適合、線路・橋梁の保守状態、投資不足、監視組織の脆弱等問題点が多く、人口密集地帯、原子力施設の近郊等での事故に対し重大な懸念が示されtombstone mentalityを克服し早急な関係者の対策が求められている★英国政府はEurostar International Limited の持分40%をカナダのCDPQ30%)とHermes Infrastructure(10)に£585.1mで売却、更に優先株の処分£172mを含め総額£757.1mで手続き完了と発表。1996BR民営化とともに所有権をLCRに移転、2010年3国統合会社、持ち株はLCL40%,SNCF55%、SNCB5%となり、2014年にLCRの持ち分は政府に移管されていた★2014/8/4 公布された新SNCFの下にSNCF-MobiliteSNCF-Reseauへの再編法が2015/1/1施行された。2014年の事業報告では(分離SNCF-Infraは国際会計基準IFRS5に従い記述)収入全体€27.2bn1.5%増、国内環境は厳しかったが国際部門で7%、特に国外でのKeolisの大量輸送は20%増、ロジスティク5.8%増。EBITDA目標€2.4bnを達成、純益€605m。高水準の投資に対し純負債€7.4bnを維持。従業員20万(120国)、従来のインターシティ、駅事業、インフラ資金などに問題あるとしてもExcellenc 2020へ向けて挑戦★日立はFinmeccanicaAnsaldoSTS(信号設備)持ち分40%を€773m.で買収、更にAnsald Breda(車両)を€36mで買収予定。ボンバルディア、アルストム、ジーメンス、中国などの国際市場での競争力強化★4地域圏が共同で運行予定のRhein-Rhur express 用の30年の保守契約を伴う車両を受注★インド鉄道改良に今後5年間$137bn.を投入予定