海外交通政策資料研究会 第22回 議事録
平成23年12月15日(木)15時開催
議題及び資料
1カリフォルニア高速鉄道等に対する技術協力
2カリフォルニア高速鉄道Business Plan 2012(Draft)
3カリフォルニア高速鉄道に関する論評
4中国鉄道事故原因に関する情報
5ロシア高速鉄道建設とPPP
6EU Commission “Connecting Europe Facility”
7Veolia Environnement のVeolia Transdevの切り離し
8フランス Centre d’Analyse Strategiqueの報告書
L’ouverture a la concurrence du transport ferroviaire de voyageurs La grande vitesse ferroviaire
9Paris Metroの 自動化、Sttutgart 駅建設問題
議事内容
★カリフォルニア高速鉄道計画の経緯、現状と我が国の関与の実情について鉄道建設・運輸施設整備支援機構の菊池部長から詳細な説明があった。ブラジル高速鉄道建設計画、ベトナム南北高速鉄道F/S、インド高速鉄道についても報告された★11月1日にカリフォルニア高速鉄道公社が発表しパブリックコメントを求め州議会に提出予定のBusiness Planにつき工事経費、工事計画、工事工程、運営計画、資金計画の内容につき説明があった★カリフォルニア高速鉄道計画に関する政治情勢、計画の遅延、補助金、資金配分などについて批判的コメントが紹介された★中国の鉄道事故の発表が遅れていることに関し、車軸、設計、取扱、調達などについての各方面の情報が紹介された★モスクワ・サントベテルブルグ間658キロの30年のPPP方式での高速鉄道建設計画に対する各国の関心についての情報紹介★10月19日にEU Commission が採択した移動と雇用の拡大を目指した2020年目標のヨーロッパの運輸、エネルギー、デジタルネットワークのインフラ整備計画とProject Bondに関し報告があった★Veolia Environnementが公共輸送部門の子会社Veolia Transdev(2011年3月にVeolia TransportとTransdevが合併)を切り離すことにしたとの報告があった★2006年に設置されたフランス首相の戦略研究機関Centre d’analyse strategique が10月に発表した運輸に関する2つの報告書(一つは国際競争が始まっている鉄道旅客輸送部門についての分析と対応策、他の一つは世界の高速鉄道の分析と今後の技術開発、産業界、海外の在り方の提言)の紹介があった★パリのメトロ1号の自動運転とパリのメトロ網の整備の現状についての報告とシュトゥトガルト駅の建設問題について住民投票後の州政府と鉄道側の動きについての報告